戦略概要

あすかバリューアップ戦略は、2005年の開始以来、投資先企業の企業価値向上活動(バリューアップ活動)を軸としたエンゲージメント活動に取り組んでいます。あすかコーポレイトアドバイザリーは一貫して当戦略に助言を行ってきました。当戦略の特徴は以下の通りです。

哲学

経営者にとって価値ある対話相手である事

限られた数の資本家との対話を通じて経営判断を行う未上場企業経営者に比べて、上場企業には経営課題を語り合える資本家が少なく、経営者は孤独な経営判断を強いられています。私たちは上場企業経営者にとっての良き相談相手となれる事を目指しています。

  • 潜在成長力を備えた企業の強みを見出し、その強みをさらに進化できるように経営者の方々と協働し、成長を実現することで、成果を共に享受する「自他共栄」を目指しています。
  • 投資後も、長い目で企業の成長を見据えながら、企業の経営者の方々と共に企業価値の向上を目指し、良い関係を維持します。
  • 株主による一方通行の権利要求ではなく、資本市場の視点を通して感じられる企業の経営課題について双方向の対話を行う事を目指します。深いリサーチに基づき、その解決へ向けた個別の戦略仮説を共有します。

パートナーシップ型投資×長期投資×集中投資による価値実現

投資にあたっては、「パートナーシップ型」×「長期投資」×「集中投資」と言う特徴を通じて、株式市場の動きとは異なる独自の安定的な投資リターンの達成を目指します。

パートナーシップ型投資について

  • 投資先企業のステイクホルダーとして共に企業価値向上仮説を議論します。
  • 企業に対して権利要求を行うのでは無く、問題解決のための方法論を具体的に提示します。
  • 変化を強いるのでなく、変化のための気付き・変化の加速・変化の質的向上を促進し、経営の質的な変化をサポートします。
  • 深いリサーチと企業価値向上仮説に基づくハンズオン型の提案を行います。

長期投資について

  • 厳選された投資先企業と長く向き合う事で、事業に対する理解が深まり、事業家に近い視点を有する事が出来るようになります。
  • 友好的なエンゲージメントである事から、投資先企業との信頼関係は時間と主に強化されていきます。
  • 信頼関係の強化はエンゲージメント効果と効率の改善に寄与します。

集中投資について

  • 限られた数の投資先に集中して投資する事で、市場インデックスと異なるリスク特性を伴う投資リターンを生み出すことが可能となります。
  • また、同様に限られた数の企業に、集中的に対話を行う事でハンズオン型エンゲージメントの質を上げることが出来ます。

ケース

成長戦略に悩む成熟企業から、株式公開後に上場企業としての戦略策定に悩む企業迄、多岐に渡る企業様への投資を助言し、各企業毎に独自に異なる企業価値向上課題に対する解決提案を行ってきました。企業が持つ本源的な価値と株価とのギャップを埋めるための財務戦略やIR戦略、及び企業価値そのものを引き上げるための成長戦略提案に両面から取組むことが私たちの特徴です。

企業からの声

投資先経営者のコメント

「あすかさんは、ファンドといっても最近話題のファンドとはまったく違う。私たち経営陣と同じ目線で、『どうしたら会社が良くなるか』を一緒に考えてくれ、提案も腹に落ちる。さらに我々では入手できない海外情報を持ってきてくれることもある。互いが信頼しながらも緊張感を保ち、良い関係を築いていると思う。他の機関投資家とは『別枠』で、言ってみれば昔のメインバンクに、コンサルの要素を加味したような存在。あすかさんもファンドなので、いつかは当社株を売られると思っている。でも、我々としては、ほんの少しでも良いから持ち続けてもらえたら嬉しい。あすかさんのアドバイスは本当に貴重だと思っているので。」 (耐久消費財メーカー A社社長)

「あすかさんは、当社の事業のみならず創業の精神や歴史も理解したうえで、本当に会社のためになるであろうことを考えて提案をしてくれる。こうした姿勢で、長期投資しようとしてくれる姿には胸が打たれる。目先のことだけでなく、将来の展望や長い目で見た経営の方向性について、時には真摯に苦言も呈してくれる。あすかさんのような株主の存在は貴重だ。経営をやっていると、つい損益計算書に没頭しがちで普段じっくり考えることの無い資本政策や資本効率についても、側面からよきアドバイザーになってくれている。」 (育児用品メーカー B社社長)

「あすかさんと話をしていると事業のヒントを沢山もらえる。これまでも新しい有力取引先の開拓やコスト削減への取り組みなど、事業そのものを良くするサポートをしてもらっている。あすかさんにはこれからも当社株を長く保有してもらいたいと希望しているし、株価を上げることで期待に応えていきたいと考えている。」 (ヘルスケアサービス会社 C社社長)

「あすかさんから、企業価値向上のためには中長期的なビジョンをもつことが重要だと提案を受け、あすかさんの協力のもとに中期経営計画の策定に着手し、社外に公表することができた。あすかさんには大変感謝している。中期経営計画では、あすかさんから資本効率を高める必要性を指摘されたことを反映し、ROE、ROA目標を掲げて改善に取り組んでいる。こうした当社の経営姿勢の変化は、全てあすかさんとの議論から学んだ。」 (機械ツール会社 D社専務)

「あすかさんはいつも、我々がちょうどこれからしていかなければならないと考えていることを、提案で持ってくる。また、あすかさんは投資に際して現場を踏んでおり、我々の店をたくさん見ている。単に数字の分析だけで判断し投資しているのではない点が、他の投資家とは違っている。私は、投資家の皆様は我々のサポーターだと思っている。そして我々が良くなることで投資家の皆様に利益を得て頂く、それが正しい投資家の姿だと思っている。あすかさんと我々は正にそういう点で、あすかさんから応援してもらう関係にある。たくさんの投資家の中で、このような投資スタンス、このようなリサーチ力を持つ会社はあすか1社だけだと思っている。」 (専門店小売業 F社社長)

「あすかさんは、我々と経営の考え方や企業の方向性について議論を行う中で目線を共有し、それを実現するために実際にサポートも行ってもらえるため、いわゆるアクティビストとは全く違う。具体的には、当社の中国展開については、最初の頃からあすかさんと一緒に動いてきた。あすかさんと一緒に中国に訪問して調査を行い、中国側の事業パートナー候補企業の発掘もあすかさんと一緒に進めた。あすかさんがいなければ、ここまで確度の高い計画はできなかったし、今のようなスピードで海外展開、新規事業展開が進んでいたかどうかも分からない。私にとっては経営企画スタッフがそばにいてくれるような安心感がある。我々にとってあすかさんは非常に重要なディスカッションパートナーだと考えている。」 (インターネット関連会社 E社副社長)

「あすかさんはいつも、我々がちょうどこれからしていかなければならないと考えていることを、提案で持ってくる。また、あすかさんは投資に際して現場を踏んでおり、我々の店をたくさん見ている。単に数字の分析だけで判断し投資しているのではない点が、他の投資家とは違っている。私は、投資家の皆様は我々のサポーターだと思っている。そして我々が良くなることで投資家の皆様に利益を得て頂く、それが正しい投資家の姿だと思っている。あすかさんと我々は正にそういう点で、あすかさんから応援してもらう関係にある。たくさんの投資家の中で、このような投資スタンス、このようなリサーチ力を持つ会社はあすか1社だけだと思っている。」 (専門店小売業 F社社長)

SSC・ESG・PRI

あすかバリューアップ戦略とスチュワードシップコード

ESGの視点とバリューアップ戦略の関係

  • 私たちは、企業によるESGの真摯な取り組みは、企業の将来キャッシュフローの永続性を高め、割引率を引き下げる効果があり、長期的な企業価値の維持向上のために有効であると考えています。
  • 私たちが助言を行うバリューアップ戦略は、長期的な視点に立ち、優れた企業に投資を行い、投資先企業との対話と提案を通じて、企業価値の向上を図る事を投資哲学としています。
  • このように、バリューアップ戦略の投資哲学とESGの視点は長期視点に立って優れた企業を選択するという点において共通しています。同戦略が取り組むハンズオン型の企業価値向上活動において、ESG的視点はこれを補完・強化するものとして活用されてきました。
  • 当戦略では、ESGを用いたスクリーニング的な手法によりトップダウンで企業選択は行いませんが、独自の判断基準で選定される候補先企業に対して、ESG視点も取り込んだ企業評価と価値向上活動を行っています。
  • 投資評価にあたっては、対象会社のESGの現況が事業継続についてのリスクファクターとならないか?を個別で議論するESGインテグレーションや同対象企業が展開する事業をESG視点から見た上で、長期投資の前提となるメガトレンドとしての有効度を検討するESGテーマ投資の視点で評価しています。
  • また、私たちが取り組む価値向上活動においては、対象会社のESGの現況が、同社の企業価値を損ねている場合。またESGの現況を変えることで企業価値を改善できると考えられる場合、その改善を求めた提案を行うESGエンゲージメントを行う事があります。

PRI(責任投資原則)とバリューアップ戦略の関係について

  • あすかバリューアップ戦略は、エンゲージメント型投資戦略の魁として独自のアプローチに基づき投資家に対するリターンの創出に取り組んできましたが、上記のようにその投資哲学はPRIの思想と重なる部分は多いと考えています。従って私たちはPRI(責任投資原則)の思想に対して賛同しています。
  • しかしながらその採択に関しては、最低履行条件等、一定の投資上の制限が求められる事から、同原則の採択が、既存のお客様が求めている商品性を損ねる可能性が無いかを慎重に検討する必要があると考えています。
  • よって当戦略では現状PRIを採択していませんが、独自の取組みでESG的視点も含む投資・企業価値向上活動に取り組んでいます。
  • 今後の対応については、既存顧客の要望や社会的な要請を考慮しながら、慎重に考えていく予定です。