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あすかコーポレイトアドバイザリー株式会社
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  • 2019-12-102019-12-10
  • by 田中 喜博

「あすか資産運用勉強会」を終えて

12月2日「企業との対話がどう株式投資の効果に結びつくか」と銘打った勉強会を日比谷図書館セミナールームで開催させて頂きました。敢えて小規模の会とさせて頂き、参加者の皆様と密にお話が出来ればと狭めの会場を押さえたのですが、結果として20名近い皆様に参加頂きました。折からの豪雨にも関わらず足をお運び頂いた皆様に心よりお礼を申し上げます。

限られた時間ではありましたが、スチュワードシップコード・ESG投資の現況、エンゲージメントの効果計測、企業様との対話手法とケーススタディーといったトピックスについて、それぞれの分野で実務に従事するメンバーが順番にお話をさせて頂く事が出来ました。

昨今注目が集まるエンゲージメント型投資ですが、外形的な情報に比して、実務面での情報は未だ少なく、実際のところ何をやっているのか?というお問い合わせも頂く事が増えて参りました。このような場を少しでも増やして投資家の皆様のお役に立てればと考えています。

この場を借りてお礼を申し上げると共に今後の弊社の取り組みにもご注目頂ければ幸いです。

  • 2019-12-092019-12-10
  • by 南 正太郎

鴉(カラス)

一般にカラスは、「不気味」「怖い」というイメージを持たれていて、近寄りたい人は少ないと思います。

しかし、私は違います。昔からカラスの漆黒の美しさに魅せられて来ました。黒の美というものを皆さんご理解いただけるでしょうか。特に、くちばしの形など近くで見るカラスは美しく、格好良いのです。だから私は、子供の頃から「鳥類図鑑」などを熟読し、カラスに対する知識を得ていました。

さて、先月のことです。働いているオフィスの外に面しているスペースで休憩している時でした。コーヒーを片手に、メールを確認していると、2メートルくらい上の柱にカラスがやって来て“カァーカァー”と大きな声で鳴き始めました。そのまま氣にせずにいると、今度はさっきよりも近い柱に飛び移り“ガァーガァー”と声のトーンが変わりました。そして、羽を大きく開いて頭の真上の柱に飛び移って来ました。手を伸ばせば触れるくらいの位置で私の事をじっと見ています。私は、すぐに立ち去りました。普通の人だったら、怖くなって走って逃げるところです。

しかし、私は違います。これは、知らずにカラスの巣のそばに長い時間いたためだと思われます。カラスは、こういう時に、威嚇の行動に出るのです。そういう知識があれば、無駄に怖がる必要は無いのです。

その数日後、家の近所を散歩しておりました。公園の中の電柱にカラスが留っていたので、餌をやってみようと思いつきました。それぐらい私はカラスが好きなのです。たまたまポケットにきのこの山があったので、一つ取り出して、あげました。すぐに食べてしまったので、もう一つ上げるとそれもすぐに食べてしましました。ポケットにはまだきのこの山はあったのですが、もうないよというフリをして、その場を立ち去りました。

ところが、歩いている後ろで、バサッと音がしたので、振り返ると、先程のカラスが2メートルくらい後ろの柱にとまり、こちらをじっと見ています。そのまま歩いて、振りかえると羽を大きく開いて目の高さよりも低い位置でどんどん近づいてきます。足早に歩いてもどんどん近づいてくるので、ポケットに入っていたきのこの山をその場に置いて立ち去りました。普通の人は、怖がるところでしょう。

しかし、私は違います。これはむしろカラスが親切な私に親愛の情を持ったためとった行動だと思われます。カラスは人になつきやすい生き物だという事を私は知っているので、怖くはありませんでした。

カラスは、賢い鳥であり人になつきやすい性格を持っているのですが、怖くて害鳥扱いもされたりします。知性が優れていても、悪い印象が定着するとその評価を覆すのは容易ではありません。しかし、私は違います。私は正確な知識を持っているためにそうしたレッテル貼りや恐怖から自由でいられるのです。

カラス
  • 2019-10-152019-11-13
  • by 田中 喜博

京都大学様との共同セミナーを終えて

10月7日(月曜日)第六回となる、京都大学経営管理大学院様とあすかアセットマネジメント、弊社の共同セミナー『政策主導で規制が強化される企業ガバナンス』~企業と投資家はどう対応するべきか?~を無事終えることが出来ました。講師・パネリスト各位及びご参加頂いた皆様に心より感謝申し上げます。

今年は有価証券報告書の開示基準が強化される等コーポレートガバナンスを巡る環境整備にさらに一段の進化が見られたように感じています。ガバナンスを支えるための「器(うつわ)」が着々と準備される中で、それをより実効性あるものにするために当事者は何を考えるべきなのか?という点について、当日は現役の独立社外取締役、大手機関投資家のエンゲージメント担当者、そして弊社のメンバーという事なった立場の方々に、様々な議論をして頂く事が出来ました。参加者各位も勇気づけられたのではないでしょうか?

さて、その中で私が一つ強い印象を受けたのは、上出のエンゲージメントを担当されるパネリストの方が言及しておられた「議決権行使において株主が投じる票は企業の将来に対する影響を有している事を忘れてはならない」とのメッセージでした。例えば昨今増えつつある、海外のいわゆるアクティビスト型株主による提出議案についても。勿論株主提案であることを前提とした可否の判断はしないが、定款変更等については特に最新の注意を払っておられるとの事。何故ならば定款変更は企業としてのビジネスそのものに変化を与え、ひいては企業の将来に変化を与える可能性があるにも関わらずその議案に賛同した自分たちを含む株主が将来時点において株主である保証がないためだから。との事でした。

会社は誰のものか?とは永遠の問いであり、今回のコラムのみで語るにはいささか大きすぎるテーマですが、上出の「将来への責任」は、現在進みつつあるSDGs等のテーマとも相通じるものがあります。本件を巡っては所謂海外アクティビストによる株主提案に対する賛成票の低さを、日本市場の後進性の証左として語る論調も見られます。それぞれの立場や主張は異なって当然ですが、同パネリストの方のメッセージと同様に、私達は「その提案は合理的に考えて企業の将来キャッシュフロー≒現在の企業価値を強化するものか否か?」という視点で個別に判断するよう心がけています。逆に言うならば、企業の現時点における価値を取り合うのではなく、他の株主も喜んで同意したいと思えるような全体最適解を提案できる能力が株主にも求められるのではないかと感じています。精進致します。

  • 2018-11-012019-11-13
  • by 田中 喜博

ESGセミナーを終えて

10月9日(火曜日)第五回となる、京都大学経営管理大学院様とあすかアセットマネジメント、弊社の共同セミナーを無事終えることが出来ました。

『ESG 投資と企業経営』~表面的な活動で終わらせないために今何が必要なのか?~
とのタイトルの下ご参加頂いた講師・パネリスト各位、及びご参加頂いた皆様に心より感謝申し上げます。

私達は、あすかバリューアップ戦略と言う独自の企業価値向上を目的としたエンゲージメントに取組んでおり、ESG的視点との少なからぬ重複は感じていますが、あくまでも異なる取り組みを行っていると理解しています。

翻って、企業様のESGに対する取組みに関しても、今や合言葉のように経営への取り組が急がれている現況が、果たして本当に正しいのだろうか?との思いも持っていました。

今回のご講演やパネルディスカッションで感じられたのは、企業規模や業種によってESGへの取り組みは異なる事が当然であり、それはむしろ企業として実現したい自社の将来と明確なリンクを持っている事が必要であるとのメッセージでした。特に平素私たちがご一緒させて頂いている中堅企業様・成長企業様であれば、自社の成長戦略との明確なリンクがあってしかるべきではないかとのコメントは非常に印象深かったです。

サブタイトルである「表面的な活動で終わらせないために今何が必要なのか?」ですが、やはり短期的に見たESGに経営が引きずられるのでなく、経営として目指す「長期的に見てありたい自社の将来」が、まった無しの社会的要請であるESGとどう共生していけるのか?を考えることが必要なのではないか?また、私達は長期視点を有する投資家として、その見極めを行える目と、外部からのアドバイスができるような知見を蓄えなければと感じました。

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